オールドPC沼:入口

Mac、98、Dos/V(あえてこの書き方)等のオールドPCを愛でる人のブログ。

液漏れしない電コンは存在しない(レトロPCに限る)

不動ジャンク品のPowerBook Duo 280に入っていたマザーボード、今なら直せるのではないかとふと思い立ち、残骸置き場からサルベージして検品してみた。

すると、コンデンサがほぼすべて盛大に液漏れしていたのである。

起動しなくて当然だ。

容量をメモした後、ニッパーでちょん切ってみたところ、レジストがハゲるレベルで液が漏れていた。

もしやと思い、押し入れからDuo 210、250、2300cを取り出し、分解してみると、2300c以外はすべて足が青くなるレベルの液漏れ済み。

250は購入してしばらくすると起動したりしなかったり不安定になっていたので、これが原因だろう。

省スペース化の為なのかは定かではないが、本家PowerBookマザボにはほとんど使われていない四級塩が、Duoには大量に使われている事が解った。

解った以上対処せねばならない…

 

一台あたり7本程度とはいえ、全部で7台あると馬鹿にならない。

 

280はジャンクで買った2300cのマザボを入れてあったのだが、もしコンデンサ交換で280のマザボが直るなら、ノーマルの状態に戻そうかと思う。

2300cと280、それに落札した時点で2300c化してあった280cもあるんで、都合3台分2300cがあることになる。

さすがにクドい。

 

コンデンサは表面実装型のものが使われているが、設置場所が金属フレームの下のかなり限られた場所で、足が付いたタイプを立てて付けるのは難しそう。

つまりSMDの電コンを貼るしかないのだった。

ダメ元でやってみるか。

積セラが使えると楽なのだが、耐圧が全然足りない。

レトロパソコン界のはぐれメタルスライム降臨

近年、レトロパソコンブームによって市場から在庫が一掃され、海外への持ち出しも止まらずどんどんレア化が進んでいる、x68000

その中でも実質最強のモデル、x68000XVIを先月末に落札した。

 

今まで一台のパソコンに支払った額の最高を軽く更新してしまった。

 

今後この額以上でパソコンを買うことは無いだろう…

(メインパソコンはパーツ単位でアップグレードするため。よってパーツ単位であればもっと高額を支払うことも…いややっぱそれもないわ)

 

到着した本体の状態は、外装に傷あり、拡張スロットカバー一個欠品。

ジャンク品としてはまずまず。

出品者の動作確認では、スタンバイ状態にもならないということだったけど、一応電源コードをつないでみた。

 

背面の電源スイッチを入れると、正面のLEDが赤くなる筈だが反応なし。

 

あらかじめ仕入れていた情報通り、電源が死んでいるのだろう。

 

分解難易度がかなり高いらしいので、x68000XVI修理マニュアルを買っておいた。

BOOTHで電子版なら500円。

分解法はネット上だとデジカメがしょぼい時代のものしかなくて、写真が見づらい場合がほとんどで、解りづらい場所が結構あるため、写真が見やすいというだけでも買いだとおもう。

あとネジの場所と種類が書かれてるのも、ズボラにはありがたい。

 

筐体のかっこよさは21世紀でも通用するXVI、しかしその筐体デザインを実現するために構造は複雑怪奇、分解難易度は地獄級。

プラが劣化していて、いつ折れるか解らないという恐怖と戦いつつ、ようやく分解を終えた。

電源ユニットのフタを開けると…

 

コンデンサが一本残らず液を大量にはき出していたのである。

 

9821Apの電源もコンデンサが漏らしてたけど、あっちはちょっと茶色の液がくっついてる程度だったのに対し、XVIの電源は茶色の汁が至るところにこびりついてて、一目で死んでいると確信できる状態。

 

分解したパーツを見ながら、必要なコンデンサをリストアップして注文。

 

パーツ到着後、電源の修理にかかったが、ハンダがガビガビになっていてなかなか溶けない。

一カ所、レギュレーターらしきパーツの足がケセランパサランになっていたので、ハンダこてにハンダを付け、熱伝導率を上げてちょっとずつ溶かしては吸い取り線で吸いとった。

コンデンサはもちろん全交換。

エルナーロングライフ…ロングライフとはいったい

 

その他、トランスが特注品で、もし燃えると換えのパーツが手に入らないらしいので、両方取り外して、ショートしていないか確認後、足をIPAで掃除しておいた。

電源ケーブルも、一番たくさん漏らすコンデンサのすぐ下にあって大量に液をかぶっており、根元がギトギトだったので、全部外してIPAハミガキをしておいた。

磨き方が足りなかったらしく、ハンダがあまり乗らなかったが大丈夫だろうか。

 

コンデンサ、トランス、ケーブル、レギュレーターを付け直し、電源をON。

X68000の電源ユニットは、ATX電源と逆で、常時稼働状態になっていて、マザーボードからの信号でOFF状態に制御するらしい。

ので、何もつなげないで電源を入れるとファンが回り出す…らしいのだが微動だにせず。

 

結局電源の修理は不可能と判断し、ネット上で見つけた修理してくれる人にお願いした次第。

これ以上いじっても悪化させる未来しか見えないので。

 

電源が修理から帰ってきて、とりあえず仮組みしてみたところ、フロッピーを入れてくださいの画面が出てきたので、この時点ではまだマザボが生きている模様。

コンデンサ類は液漏れしてはいないけど、30年前のシロモノなので、交換できるときにしておいた方がいいだろうと思い、こちらも全交換してしまうことにした。

基板はすでに両面になっているので、ハンダ吸い取り機でコンデンサを外していく。

メイン基板とビデオ基板だけならなんとかなるけど、サブ基板は30個以上コンデンサが付いているので、電動吸い取り機無しではやりたくない…

 

2日かけて全部のコンデンサを交換した。

FDDにもいくつか付いていたが、こちらは片面基板なのでそれほど難しくはない。

ただし、ホイールが乗ってる基板にもいくつかコンデンサが付いていて、そっちは外すとドライブが死ぬ可能性があるので、見て見ぬふりをする。

FDD分解のコツは、接着剤で固めてあるネジは絶対に触らない事。調整後に固めてある=一度外すと調整が必要になるということである)

 

コンデンサ交換後、さらに一日かけて組み立て。

仮組み時は適当に済ませていた、マザボの位置決めやシールド版の組み込みが予想以上にタイトで非常に手間取った。

「もう二度と分解したくないパソコン」殿堂入りである。(PowerBook2400c、PalmTop110が名を連ねる)

 

組み立て終了後、緊張の一瞬。

なにしろ、これで起動しなくなった場合、ようするにマザボコンデンサ交換に失敗して破壊してるということだから。

 

スイッチを入れると、フロッピーディスクを読み込…

無情にもディスクははき出されたが、画面にはHuman.SYSのアドレスが異常です、というエラーメッセージが表示された。

 

レトロマックのフロッピーもそうだけど、エラーメッセージが表示されて大喜びするのは、レトロパソコンクラスタくらいなもんだろう…

 

使用したディスクは、昔弟がどこかのジャンク屋で買ったという、X68kシムシティ

本体持ってないのに買うなんてアホですかと言いたいところだけど、動作確認に非常に役に立った!

 

x68にはFDDが二つあるので、もう片方のドライブにシムシティをセット。

リセットボタンを押すと、ディスクが読み込まれタイトル画面が表示された。

少なくともこの時点で、ディスプレイ回り、フロッピーコントローラー回りは無事ということが解った。

しかし音が出ない。

サウンド回りの回路は、コンデンサが大量に使われていて、失敗する可能性が一番高い。

ボリュームをしばらくいじっていると、突然クラクションのような音が出た。

 

どうやら、x68kシムシティは、タイトルBGMに相当するモノはないようだ。

しばらくそのままにしておくと、たまにクラクションや騒音のような効果音が再生された。

正常動作する本体が無いので、このゲームの本来の挙動が解らない。

ようつべあたりに、プレイ動画が上がってる事を期待して電源を切り、フロッピードライブの位置とジャンパ設定を入れ替えた。

起動する物理ドライブは変わらないので、片方のドライブが壊れているようだ。

ケーブル、マザボは大丈夫。(ただし交換するにしても、x68用FDDは一個で98Apの不動ジャンク品並の金額で取引されている…)

 

翌日、ようつべやニコニコを探してみるも、シムシティのタイトルだけなんていう動画はアップロードされていなかった。

 

かねてから準備しておいた方法でシムシティの挙動を見てみることにする。

 

準備するものは、シリアルポート付きWindows機。OSはXP以上ならなんでもいい。

ここでは、Vista入りのDynabook Satelliteを用意した。(Core Soloとかいう超マイナー石搭載)

シリアルクロスケーブル。

9ピンメスー25ピンオスのタイプ。

所有していないため、昔Age Of Empireのローカル対戦に使っていた9ピンインターリンクケーブルに、25ピンの変換アダプタを付けたものを用意した

型番にMの付いたPC-8801本体+キーボード。

FEなどのF付きモデルは2D専用なので、今回の作業には使えない。

オクで買ってレトロブライトしたPC-8801MCを用意。蛇足だがキーボードの方が高かった。

無料公開されているHuman68k3.02のディスクイメージとXDISK。

XDISKは8801にディスクイメージを送り込むフリーソフト

導入法は書かないが気が向いたらまとめるかも。

XDISKはDOS用のソフトだが、別の人がXDISK Winというソフトを作ってくれているのでそれを利用させていただく。これが無ければ今回詰みだった。

フォーマット済み5インチ2HD フロッピーディスク

新品未フォーマットディスクはなんでもいいのでフォーマットしておいた方がいいかも。

XDISKはPC-88用ディスクイメージを読み書きするソフトだけど、88用ディスクイメージというのは全部のセクタを吸い出して記録してる、ベタデータというヤツで、ファイルシステムの影響は受けない。

よって物理フォーマットさえ合っていれば、98だろうが88だろうが、68kだろうがプロテクトがかかってない限り書き戻し、吸い出しともにやり放題という訳だ。

というわけで、このセットを使って、x68kシステム起動ディスクを作り、ついでにシムシティを吸い出す。

 

Human68kのイメージはXDFという形式だが、幸い変換するツールがあるので、D88に変換する。変換ソフトの名前はVFIC。ググれば一瞬で出てくると思う。

D88に変換したら、USBメモリでシリアルポート対応PCへ持ち込む。

メインの機械にシリアルポートが付いてる場合は不要。企業向けデスクトップPCでは、割と最近の機種にも付いてる場合がある…何に使うの

 

あとはXDISKWinでディスクを書き込んで終了。

シムシティも吸い出ししておく。

 

シリアルケーブルでデータ転送する上に、Z80でデータ圧縮もしているらしく、2HDディスクを一枚書き終わるのに10分ほどかかった。

オンライン対戦ゲームで一戦出来るね…

 

書き込んだHuman68k3.02をXVIに差し込んで電源を入れると、無事コマンドプロンプトが表示された。

念のため、シムシティが起動しなかった方のドライブにも入れてみたが、結果は変わらず。

次にシムシティのディスクイメージをエミュレーターで起動してみた。

ド派手なタイトルBGMが再生されたらどうしようかと思ったが、SEがたまに再生されるだけのタイトルは正常な動作のようだ。

私は完全スーパーファミコン世代なので、任天堂SimCityのイメージをそうとう引っ張ってる。

メトロポリスのBGM、みんな覚えてるよね

 

起動しない方のフロッピードライブは、マウントしたディスクに汚れが付くことが発覚したため、分解して掃除した。

ヘッドをIPA綿棒で磨き、ディスクを押さえるパーツは取り外して拭いた。

 

よっぽどヘッドが汚れていたらしく、これだけで両方のドライブからHuman68kを起動出来るようになった。

 

ついにXVI君の完全復活を成し遂げた。

 

しかし、キーボード、マウスがなく操作が出来ないため、音源回りなどのチェックはまだ出来ない。

 

キーボードはレトロパソコンの例に漏れず非常に高いので、変換アダプタを買うつもり。

また、内部SCSISCSIエミュレーターやHDDを接続しようと思ったら、分岐付きのSCSIフラットケーブルと電源変換ケーブル、それにマウンタが必要。

メモリもゲームしかしないなら2MBで足りるだろうけど、増設しようと思ったら1万円以上かかる。

まあ中古品ではなく、同人ハードとはいえ新品が1万円台で手に入るのだから、非常に恵まれてると思うが…

 

下手なゲーミングPCより金がかかるな…

86を手に入れた

オークションで、98ユーザーの家には必ずある定番の基板、9801-86通称86音源ボードを落札した。

 

コンデンサーを貼り替えて、音の違いを感じてみたいと思い購入したものの、後期生産品のようで、なんと電コンがすべて液漏れ対策済みのモノに置き換えられており、一滴たりとも漏れた様子がない。

Mate-X PCM搭載の9821 Xv13改に取り付けて、FM音源テストプログラムと化している東方体験版を動かしてみたが、音割れやノイズなどはなく、動作に問題なしの様子。

むしろ9821 Naに内蔵のCabne音源よりシャープな感じの音が出てるような気さえする。

故障していないものを貼り替えるのも気が引けたので、現状維持ということにする。

 

Apの電源を修理したら、そっちとも聞き比べしてみたい。

 

蛇足

9801RAとセットで友人からもらった9801RX、スペックが中途半端で使い道が無さそうということで放置してあったが、電源をバラしてコンデンサを一個換えただけでピポってしまったため、全部バラして清掃しておいた。

フロッピーが不調だったが、これまたコンデンサ一個交換で復活。

このころの機械は、液が漏れるけどパターンさえ切れてなければ割とガッツがある。

直ってしまったので捨てるに捨てられなくなってしまったが、9801はタマがたくさんあるから、US以外は大して貴重って訳でも無く…

9821Ap死す

半田吸い取り機を手に入れたので、予定通り9821Apの電源ユニットを修理することにした。

 

Apの電源ユニット、PU716は片面基板であり、吸い取り機がなくてもスッポンで取り外すことが出来た、というよりスッポンの方がやりやすかったため、途中からスッポンで作業した。

 

すべてのコンデンサを交換してみたが、12Vが出力されず修理は失敗に終わった。

コントロールICが故障しているようで、このモデルにはよくある症状らしい。

PU716という型番でありながら、供給元メーカーの違いでいくつかバリエーションがあるようで、私の所有する個体には、サンケン社製のモデルが搭載されていた。

トーキン製のモデルの方が故障しづらいらしいので、オークションをさがすと、丁度よく該当モデルが出品されていた為落札。

 

今までHDDが故障したと思い込んでいたが、スピンアップしないのは12Vの電圧不足が原因だったようで、電源を交換したところすんなり起動するようになった。

一応起動する方の電源も分解してみたが、一部のコンデンサの足に埃がまとわりついている程度で、基板がベタベタになるほど液漏れしていたサンケン製より故障しにくいというのは割と信憑性の高いウワサだと思う。

 

故障率が違うが、それ以外にもサンケン製はサブ基板がハンダで固定されているため、メンテナンス性も悪い。

 

一応動いているが、そのうちトーキン製PU716もコンデンサを交換しなくては…

 

日記に書くのを忘れていたが、吸い取り機の練習も兼ねて、合計50本ほどある9821Apのコンデンサーも交換しておいた。

いわゆる箱コンではなく、スルーホールに接続されている足付きの方。

箱コンはだいぶ前に交換済み。

FDDコンデンサを交換してある。

Ap自体はオクで数千円も出せば入手出来るが、メンテナンスの手間を考えるとかなり沼が深い。

256色ビットマップ、486、FM音源と、98DOS機に求められる機能をすべて備えた最強のDOSゲーマシンではあるのだが…

ついに伝説の武器を手に入れた

1月に、向こう二ヶ月分の自由になる金全部と引き替えにして買ったとある品。

そのマイナスがようやく埋まったので、ずっと前から欲しかった究極の工具を買うことにした。

 

レトロパソコンの修理をする者にとっては最終兵器と言ってもいい、電動半田吸い取り機。

 

ハッコーとグットツールの二社から似たような価格、スペックの製品が発売されてるが、ネット上のレビューでグットの方は仕様が古いと書かれていたため、ハッコーのFR301をアマゾンで購入した。

近くのホームセンターで消耗品を扱ってないので、どちらを買っても大差はないように思うけど。

 

到着後、練習にPC-9821 Nxの二階建て電源基板を取り外そうとしてみたが、使い方がよく分かっておらず失敗。

一度失敗したら、再度ハンダを盛ってからでなければ吸い取りは出来ない仕組みなので、後回しにした。

その次に、回転ロゴが出ないメガCDの下基板。

コンデンサーは、足を曲げて取り付けてあるタイプだったが、ノズルを当ててから、足が動くことを確認してからトリガーを引くのを意識してやると、うまい具合に吸える事がわかった。

半田吸い取り機を買う前に、メガCDと同じくコンデンサの足を曲げて半田付けしてあるFS-A1STの基板のコンデンサを交換したときは、コンデンサーの足を切って、残った足を半田ごてで加熱しながら磁石で吸って抜き取り、ハンダがスルーホールに残らないようにスッポンで吸うという作業を50本分やってたので、もっと早く手に入れておけばよかったという感想しかない。

 

まだ交換用コンデンサーを用意してないので手は付けられないが、そのうちFM音源音が割れるようになってしまったPC-9821 Apの修理をしたい。

電源から12Vが出てないので、たぶんそれが原因だと思う。

HDDもスピンアップしないし。

 

98が終わったら、FS-A1GTのコンデンサ全交換もしたい。

コレクション増加に歯止め

保管場所がなくなったので、オクでパソコンを買うのを停止中。

金銭的な問題ももちろんあるけど。

 

1月の中旬ぐらいに高額商品をいやっはーしてしまったので…

 

日記に書くのをすっかり忘れていたけど、PowerBook 100のディスプレイ側のコンデンサを貼り替えた。

4.7μF 35Vの積層セラミックで代用したが、今のところは動作している。

ディスプレイの部品取り用に複数買ったPowerBook100の電コンも一部積層に変えてみたところ、2枚中1枚は画面表示が出るようになった。

極性を気にしなくていいのと、サイズが小さいのと、足を曲げなくていいのとで、どちらかというとメリットの方が多い。出来れば今後は積層にしていきたいところ。

欠点は小さすぎて付けづらいことと、表面にスペックが書かれてない事か。

あのサイズにスペックを書かれても、米粒に書かれたお経を読む程度の能力が必要だけど。

 

電コンを取り替えたところ、エッジ部分に出るゴーストのような現象が減ったような気がする。そもそもあの電コンの役目がゴーストを減衰させるためという可能性はある。

 

PowerBookの収集は一段落してしまったので、今後は持ってるパソコンの修理をやっていきたい。

手始めにスルーホールの電コンを抜くために必要不可欠な、電動半田吸い取り機を購入しなくては…

 

吸い取り機を買った後は、X68000とPC-9821 Raのどれかだけは押さえておきたいと思っている。

 

当分後になりそうだが…

プラモデル?いいえパソコン修理です

プラ製引き出しにしまって置いたら、いつの間にかディスプレイが三枚おろしになっていたPowerBook 5300cを修理することにした。

 

ACアダプタをつなぐと、一応電源が入るが、ちょっとでもコネクタに触ると電源が落ちる。

分解してマザーボードを観察すると、ACアダプタのコネクタ後ろ側にハンダの塊が付いていた。

 

前ユーザーがコネクタの端子を折ってしまい、ハンダで無理矢理固定したのかもしれない。

 

幸いコネクタ部品は同じようなモノがアマゾンで販売されているので、直すことは可能なようだ。

 

液晶部分は、ネジを受ける為の金具がほぼ全て外れていた。

破片をかき集めてアクリサンデー専用接着剤で固めた後、エポキシパテで補強する。

 

プラリペアの方が使いやすそうだけど、手元に無いのでいずれ買ってこなくては。

 

パテが固まったら削って調整し、強度に問題がなさそうならマザボの修理に移る。

 

バッテリーは液漏れしていて、膨張して外装パーツにヒビが入っていた。

組み立てたときの見た目を気にするなら、殻を割ってセルを取り出して捨てる必要がある。

100シリーズのように、バッテリーとカバーが分割出来るようになっていると楽なんだがな…