オススメできないレトロPC機種 ~青は進め、赤は気を付けて進め~
某SNS上にて「オススメのレトロPCを楽しみにしています」という励ましのお便りを戴いた。
最終更新から3年ほど放置してしまったこんな僻地ブログを見ていただけるのはうれしい限りではあるのだけど、ここ数年ハンダと四級塩電解液にまみれた生活を続けるうち「人様に責任を持ってオススメ出来るレトロPCなど存在しない」という結論に至ったのである。
これで終了してしまうと元も子もないので、今回は「オススメ出来ない機種」を上げていこうと思う。
先に言っておくと、レトロPC収集そのものを否定はしない。
ただどうしても、修理が難しかったり、手に入れても運用がしづらかったりという機種は存在する。
そういった機種に惚れてしまった兄貴達に「そっちは茨の道だけど、それでも進むんだな?」というアドバイスをする村人のつもりで書いてみることにする。
○SHARP機全般
いきなり範囲が広いがコレには深いわけがある。
SHARPの独自規格レトロPCは全機種「クリーンコンピューター」設計という思想で開発されており、ROM上にBASIC等の「電源を入れたらとりあえず立ち上がって何らかのプログラムを組んで動かせる」という環境がない。
OSまたはそれに準ずるソフトウエアをどこからか入手してくる必要がある。
そして例に漏れず、そのソフトウエアの入手がハードよりずっと大変なのである。
かく言う筆者も未だにMZ-6500という機種のOSが手に入らずオークションを徘徊しているという有様。
前者はOSのディスクが色々あって公開されており(メーカーのお墨付き)、後者はBASICなしでも動作するゲームソフトが「新しく制作」されている。令和だぞ…
1500は700の上位互換のため700用のソフトはそのまま動作可能。また、SDカードからテープイメージをロードできる同人ハードまで開発されていて、環境はかなり整っている。X68000は…高価で全身四級塩まみれのためオススメ出来ないことに変わりはないが…68000Zでよくね?
○PowerBook Duo系
マザーボードのコンデンサーが100%漏らす、液晶も漏らすとこっちも四級塩のわき出る泉のような機種。
同じ場所に保管しておいたにもかかわらず、Duo系だけ液晶がビネガー発症したり、筐体はバキバキに割れたり、挙げ句の果てにはACアダプターから煙が出たり。
でもこいつらカッコイイんだよねえ…
Duo2300以外はHDDが2.5SCSIなのもツライ。BlueSCSIっていう解決策はあるにはあるが。
ちなみに250/280に搭載されているグレースケールTFT液晶は、電源投入後しばらくすると四隅が黒ずんで、FPSなどでダメージを受けた際に視界が狭まるエフェクトのようになる現象「トンネル現象」が発生する。
修理方法は今のところ「パネルをオーブンで焼く」「パネルを乾燥剤と密封して数ヶ月放置する」というストロングなものがいくつか上がっているだけ。
原因は湿気と言われているが詳しくはわかっていない。
○PowerBook 5300/190系
液晶がガビガビになることは、ノートPC共通のため以後は書かない。
この機種はその他に、電池から液がどっさり漏れて充電回路をミスリルマイン(FF7 ミスリルマインで検索してみよう)にしたり、電源プラグがモゲたりするが実はたいした問題ではなくて、一番の欠点は筐体のもろさにある。
曰く「サーバーラックの上に置いといたら数日後にヒンジが折れていた」「新品買って箱から出したらヒンジが折れていた」「5回修理に出したあと6回目の修理を申し込んだら、最新機種を激安で売ってくれる事になった」などネット上にこれでもかというくらい破損報告が上がっている。
昔は接着で対処していたようだが、現代はレトロ修理の最終兵器「3Dプリンター」があるので、補修パーツを作る事で、バラバラになった状態からなんとか復活させることができた。
もっともこの機種、普通に不人気なので、あえて修理するという人はそんなにいないかもしれない。
筐体のデザインは日本人デザイナーの手によるものらしい。
○PC-88VA2
前機種の88VA共々、バックアップバッテリーが液漏れし、回りの回路や部品を腐食させる事で有名。
無印との違いは電池の設置場所。
こちらは電池の付近に0.65mmピッチのICが鎮座しており、電池液がそれらのパターンをズタボロにしてしまう。つまり修理するためにはICの足に直接線をハンダ付けしなければならない…目が…
その他にオーディオ回路と電源ユニットにも四級塩がどっさり搭載されている。
オークションで6万以上の値が付いてるけど…買った人みんなコレやってんの?
○PowerBook G4 Ti
液晶パネルのヒンジ金具がパネルのフレーム部と溶接されている。
液晶の開け方が悪いと、片方のヒンジに力が集中し破断する。
折れてしまうと溶接ができない限り修理が不可能になる。
なった。クラシック環境ブート対応で最強のモデルG4/1Ghzがラインナップされており、しかも取っても見目麗しいので買いたくなるが避けた方が無難。
それと塗装もハゲやすい。
でもホント、すんげえかっちょいいんだよなあコイツ…
○PowerMacintosh 6100
ピザボックス筐体で最強のモデル。
当たり前のようにマザボ上に漏れるコンデンサー標準装備。その上AVカード搭載機はAVカードにもどっさり四級塩が乗っていて交換し放題。
ようやく基板を修理したユーザーを待ち構えるは、経年劣化で脆くなった筐体パーツ。
同期の7100/8100はカバーがネジ止め、かつ金属フレームであるのに対し、この機種のみトップカバーが樹脂製、しかもプラの弾力を利用してツメを引っかけて固定する方式になっている。
虹色Apple機のかっこよさと筐体のモロさは多分正比例するんだね。
○メガCD
パソコンではないけど記載。
メイン基板のコンデンサーを交換して電源を入れてみたら画像が出力されない。
数年かけてようやく見つけた答えは「メガドライブ本体との中継基板のチップが壊れていた」
現在は中継基板のクローンの回路がGithubに公開されているので、根性さえあれば一応修理可能になった。
なおメガCD1には三つのバリエーションがあり、今回のパターンは中期型(仮称)に該当する。
メイン基板側のクリスタルが二階建て基板に取り付けられていて、中継基板は真ん中にSEGAのロゴいりICが一個付いてるだけのモデルがコレ。
中継基板にICがたくさん乗っているのが初期版、ICが全くなく、メイン基板は直接クリスタルが取り付けられているものが後期型。
後期型を狙いたいが見た目では判別不可能なので基本ガチャになる。
シリアル番号がA202で始まるものが後期型らしいが確証はない。
○PC-9821 Na13/C10
下側基板の電源モジュールがコンデンサー液で破損することは有名、しかしそこを修復しても、上側基板のレジューム電池から漏れた液で回路が切れてしまい、やはり起動しなくなる故障パターンがある。(一敗)
電池付近のスルーホールから青い結晶が吹き出ている基板は、今動いていても近いうちに起動しなくなる可能性が高い。というかウチのNa13がそうなった。
修理法はNa13のうちスピーカーがディスプレイ下側に設置されているモデルで、電池液が漏れていない個体を入手し上基板を交換すること。この際液晶がSVGAモデルでも問題ない。
上基板の裏側にある「HACHI」というICの近くに6k6という名前のパターンがある。
そこに取り付けられたチップ抵抗を取り外し、6K8という空きパターンに移動させるだけ。これでVGA液晶対応の基板になる。発見者俺。(RTA動画でたまに聞く台詞。やってみたかった)
真似する際は自己責任で。下位モデルのC10を復活させるために上位モデルをつぶすのってよく考えたら訳がわかんないな。
○PC-9821ノートのうちFD1238Tを搭載している機種全般
ベルトが切れて動かなくなるけどベルトが手に入らない、以上。
該当機種はNr、Nb、Nw、Lsのドック。
Nbは好き好んで購入する人はそんなにいないとは思うが…
3Dプリンターでベルトの互換品を作ってみたものの、数ヶ月で伸びてしまうのでお蔵入りに。TEACのDos/V用薄型ドライブを改造して取り付けるくらいしか方法がない。Nr300くらいのレア機になら投入する価値はあるかもしれないが。
○PowerBook 1xx
PowerBookだらけではないかと思ったそこの貴方、その通りです。
PowerBookはデザインの美しさと引き替えに筐体のもろさというペナルティを受けているのです。
この機種はいずれもヒンジ金具とディスプレイアセンブリを固定する方法が、ヒートインサートナット四個のみという雑先進的な構造のため、ディスプレイを開閉しているうちにヒンジ金具がモゲるという構造上の欠陥がある。
3Dプリンターパーツでヒンジ取り付け部を補強することで一応補修は可能。
ただし、ヒンジが折れたことにより液晶のフラットケーブルが切れる故障パターンや、メイン基板とディスプレイを中継するケーブルが切れたりといった二次災害が引き起こされている可能性がある。
ヒンジ破損のせいでディスプレイ専用モデルにすらできないのツライ。
○PowerBook 100
上とは別のカテゴリ。
SONYがAppleからPortableの回路図一式を渡され「これをとびっきりちっちゃくしてくれ」と依頼されて制作したらしい。
1xx系と違ってヒンジ回りの構造は堅牢、筐体もまあまあ壊れにくい代わりに、あらゆる場所に四級塩が貼ってあって当然のように液漏れをする。
メインバッテリーが鉛蓄電池、サブバッテリーがコイン型リチウムで、バッテリー液漏れはしないのが唯一の救い。
ただこの機種は液晶パネルにカビのような模様のドット抜けが発生するという別の弱点がある。
発生メカニズムはおそらく次のようになると思われる。
1.加水分解により液晶を支えるダンパーゴムが劣化、本来想定されていた位置より液晶ユニットがキーボード側に深く曲がる。
2.トラックボールが画面に当たる。
3.ディスプレイをたたんだ状態で上に別のノートPC等を積むと、トラックボールに力が集中し、液晶パネルの接着剤が剥離する。
オークションの商品写真程度の解像度では判別しづらく、手元に届いて初めて発覚するイヤらしい故障パターン。
本体が起動してしまえば、表示不良のドットが可視化されるので判別できるが…
修理方法は今のところなし。
「PowerBookは積むな」(重要)
○Librettoのグレーの機種
筐体が劣化してカロリーメイト並みの強度になっており、分解しようとするとそれだけでパーツが真っ二つになる。時計用電池が液漏れする事もあるが筐体のもろさと比べるとそれほどでもない。
ちなみに他機種でフォーマットしたHDDを入れるとハイバネーションができなくなる。
ディスクBIOSがHDDの領域を一部ハイバネーション時のメモリ退避に予約するため。
できれば専用FDDを用意したい。(PCカード接続のもの。PCカードだけど普通にブートに使える)
○TOWNS II CX
コンデンサーが100本以上、全部液漏れしているという電解液貯蔵タンク。
電動吸い取り機がなければ手を出すべきではない。
○CD-ROM搭載、かつCD-ROMからのブート運用が前提の機種全般
家庭用/PC問わず。
理由は勿論お分かりですね?CD-ROMのピックアップモジュールが壊れやすく、ほぼ修理不可能だから。以上。
某Expressで交換用部品が販売されていることもあるが、中華なので本物が届くかはバクチ。
○PC-100
本体はそこそこの頻度で見かけるものの、システムディスクとキーボードがとてつもないレア。いくらでもオクにシステムディスクが転がっている9801がうらやましくて夢に出るレベル。キーボードも専用品かつエミュレーターはなし。
そして名前が単純なので検索しづらいったら…
90年~2000年代初頭にはユーザーグループが存在したらしいが、活動場所がよりによってPC-VANだったため、PC-VANのサービス終了にともない、現在では活動記録がほぼすべて電子の海に沈んでしまった。
電子の海はマリアナ海溝より深い。
レトロPCは基本的にオススメは出来ないけれど、
「欲しいと思ったらそれがオススメ機種」
今日はこの言葉だけ覚えて帰ってください。
FM77AVシリーズが一気に三台増えた
8ビットマイコン御三家、最後の一機FM77、フリマサイトでぼろぼろのジャンク品が出品されてるのを見かけ、早速購入。
ところが到着を待っている間に、オークションにFM77系の実質最終モデル「FM77AV40EX」が出品される。
出品者の住所が同じ県内で、送料が安くあがるため、ちょっと多めに入札したら落札出来た。
最終モデルを修理する方が満足度が高いので、先に40EXに手を付けた。
不動ジャンク品だったので、到着後すぐに電源のコンデンサを交換。
ところが、電源が供給されてもROMBASICが起動しない。
マザーボードやサブボードのコンデンサは、出品者の友人によって交換が行われたとのことだけど、微妙に出来がよくない。
念のため基板上のコンデンサを全部交換し直してみた。
ところがBASICが起動しない症状は改善されない。
行き詰まって組み立てたり組み直したりしていると、またしても手頃な価格で一個前の機種「FM77AV40」がオークションに出品される。
今度は起動のみ確認済みという事で、動く本体が手に入れば修理のヒントが得られるかもしれないという理由で落札。
確かに40は起動した。
起動が確認出来たところで、いつも通りコンデンサの全交換を行う。
交換後、フロッピーにシリアルポート経由でディスクイメージを書き込む為のブートディスクを作成しようとしたが、今度はドライブが動かない。
フロッピードライブを入れ替えたり、フロッピードライブのコンデンサを片方だけ交換してみたりするも改善されず。
三台分のFM77AVシリーズの残骸を眺めていると、急にレトロパソコン修理の神が降り立った。
曰く、「ハンダが割れているかもしれない」とのこと。
早速、フロッピーコネクタのハンダを盛り直してみたところ、なんとドライブへアクセスするようになったのである。
コンデンサを交換した方のフロッピードライブが動作しなかったが、ネット上で見つけたDos/V機用のドライブを改造して搭載するやり方で解決。
まずはFM77AV40が正常動作するようになった。
この個体、本体向かって右側がへこんでおり、どこかから落とした可能性が高い。
その衝撃でコネクタのハンダが割れたり、フロッピードライブが故障したと考えられる。(コンデンサを交換したから壊した可能性もあるが)
最初に買ったFM77AVは、フロッピードライブが付いてなかったので、FM77用のドライブを調達してきて取り付けてみた。
一応、起動はするものの、画面の縁の色が何故か青くなる。
オークションに出品されている完動品の写真では黒いので、手持ちの個体がどこか故障しているのだろう。
一応コンデンサの貼り替えもしてみたが青いまま。
もっとも、FM77AV40が完治した今、ほとんど必要はないのだが。
FM77AV40EXもひょっとして、落とした衝撃でどこかのハンダが割れているのではなかろうかと、二匹目のドジョウを狙ってみたところ、なんとROMBASICは起動するようになった。
この個体、電源スイッチの軸が折れていたので、40同様衝撃が加わったのかもしれない。
フロッピーは片方だけ試しにコンデンサを変えてみたところ、無事動いているので、そのうちもう片方も交換したい。
しかし、完治したと思われた40EX、ビープの音はでるものの、PSGの音が出ない。
BASICからplay "CDEFG"でPSGから音が出るはずが、一切出力されない。
思えば、フロントのボリュームを動かしているとき一切ガリが出なかった。
FM音源チップからRGBコネクタの音声信号のどこかで回路が切れているのだろうか。
BASICが起動するし、まともに動く同じような機種があるから直せそうな気もする。
そんなわけで、今手元にそこそこ動くFM77シリーズが三台あるわけである。
どうしてこうなった
レトロ機のめぼしいのを集めきった
FM TOWNSはCDのコンデンサを交換、緊急起動用ディスクから起動出来る事を確認した。
OSがHDDにインストールされた最小構成のものしかないので、音楽CDすら再生できない。
よって音が出るかは確認出来ていない。
キーボードはFM-R用のを借りてきて一応入力できた。(現在返却済み)
直ったと思うことにする。
その後、オンゲーのマッチング待ち中、フリマアプリで見つけた箱付きのX1TurboZを即決したり、FMTOWNSの兄貴、FM77AVをフリマアプリで買ったりして、国産のそれなりに売れた独自規格PCのめぼしいのをコンプリートする事が出来た。
シャープのMZが入ってないが、X1で兼用と言うことで(ファンの耳に入ったらガッツリ怒られそうだ)
X1は冗談のような数の電コンを全交換し、現在ビデオ出力機能以外は正常動作する状態になっている。
ついでに本体側から制御が出来るという珍しいデータレコーダーも購入してみた。
一応データの読み書きが出来る(これまたコンデンサの交換済み)が、ボーレートがLOWの状態にしておかないと読み込みが出来ない。
後から知った事なのだが、データレコーダーにはノーマルテープを使わなければならないらしい。
ちょっとでも性能が高い方がよいだろうと思い、ハイポジを入れたのが悪かったのかもしれない。
たまたま手に取ったテープがハイポジだっただけのことなのだが。
X1は、箱、説明書、システムディスク、キーボード、拡張メモリが全部付いてるという掘り出し物であった。外装の状態はそこそこ、であったが、フロントカバーを洗うためにマジックリンをぶっかけたところ、スイッチカバーの裏側の注意書きが剥がれてしまった。機会があればスキャナーなどを駆使して復活させたいが当分は無理だろうか。
FM77AVは現在三枚おろしで放置中。
到着直後にオークションで上位モデルが出品され、そちらも購入してしまったのはいいが、上位モデルの方はコンデンサを全部交換しても起動しない。
電源は入るが、BASICが起動せず点滅カーソルが表示されるという状態になる。
マザボに液漏れなどのわかりやすい損傷はないため、チップ類のどれかが故障しているのだろう。
どれが故障しているかを判別する方法がないため保留中である。
また、キーボードを、ネット上で見つけたコンバーターで代用するつもりだったが、設計者曰く、たいして難しい回路ではないということなのにバッチリ組み立てに失敗してしまい、FM77では文字入力が出来ない状態である。
AVは外装がボロボロだったが、コンデンサなどの交換を一切していないのに、今のところ電源は入り、BASICも起動する。
後継機種(FM77AV40EX)の方は比較的綺麗だったが、電源スイッチに何かをぶつけたのか、スイッチが破損していた。
オークションで使えそうなスイッチを買ったが、ちょっとの差で電源ユニットのケースに収まらず、77AVにあてがい、77AVのスイッチを40EXに回すことで解決した。
キーボード変換アダプタはもう一度回路を見直してみるが、既製品のコンバーターを買った方が面倒がなくていいような気がしている。
ゲームを動かすだけならFM77AVだけで事足りる。ただし、シリアルポートが搭載されていないため、データの移行が面倒なのである。
FM TOWNS大地に立つ
マザボを丸洗いしたけど起動しなかったタウンズを、ようやく起動出来るところまで持ってくることが出来た。
故障原因は電源のコンデンサ液漏れ。
一カ所のショップで必要なコンデンサが揃う場所がなく、複数に分けて購入した。
到着後、コンデンサの張り替えをしたが、ひときわ大量に液が漏れたとおぼしきコンデンサの隣の抵抗が切れている事を発見。
抵抗一本を買うのは憚られるため、アマゾンでいつか使うからとセット品を購入。
結局電源が直るまで一週間かかった。
電源をバラした時点で抵抗が切れてることに気がついていれば…
電源の修理が終わった状態で仮組みし、通電確認をしてみたところ、無事起動画面の犬を拝むことが出来た。
電源が修理出来たので、マザボとサブボード、ライザーのコンデンサ交換も行った。
見た目ではそれほど漏らしているように見えなかったが、実際にはほぼすべてのコンデンサが大なり小なり漏らしている状態。
これで一応起動画面が出るのが不思議である。
ディスプレイコネクタの近くの470μF6.3はかなりたくさん漏らしたようで、ハンダが全く溶けず、スルーホールを抜いてしまった。
幸いごんぶとなパターンで近くの部品に接続されていたため、ビニール線でつなげて修復出来た。
コンデンサの交換後、もう一度電源を入れてみたところ、正常に起動する事を確認出来た。
あとはCDドライブとFDDで完全復活だ。
昔、ゴミ箱から拾ってきたタウンズ用DOSがあるので、とりあえずFDDからやっつけることにする。
今は外付けのSCSI CDドライブから起動出来るソフトが公開されているので、内蔵ドライブで起動する事を諦めれば、とりあえず動かすことは出来るようにはなった。
昔のゲームを実機で遊ぶというよりは、古いハードの動態保存が目的でレトロPCを集めているので、出来ればFDDとCDも動かせるようにはしたいところ。
修理マニュアルによると、CDドライブもなかなかに大変そうなのであるが…
パソコン修理の息抜きにパソコン修理をする
PC-88VAが絶望的になってきたので、気晴らしにFM TOWNSを買ってみた。
動作未確認の割に高かったが、今はもう98以外のレトロPCは、弾数が極度に減ってきて、競合相手が降りたところが相場と言ってもいいかもしれない。
例のウイルスが沈静化して、巣ごもり需要が落ち着いたとしても、新規生産されている訳ではないレトロPCは、在庫が増えることはないから、今後極端に値下がりすることはないだろうな、と思っている。
話を元に戻す。
商品到着後、通電してみたが電源ボタンを押しても一切反応がない。
ここまでは説明通りであり、この程度で慌てるようならレトロPCジャンキーはやっていられない。
すかさず分解に入る。
分解に際しては、BOOTHでFM TOWNS修理マニュアルというのが販売されているので、それを参考にした。
カバーを開けると、コネクタ回りに白い物質が大量にこびりついていた。
カビかと思ったが、よく見ると結晶のようでもあった。
綿棒でちまちま取るのも面倒と思い、結晶が付いたボード類は一部を除き水洗いをした。
乾燥後組み立てて電源を入れてみたが、反応がない。
やはりレトロPCでコンデンサ交換は避けて通れない道か。
というわけでコレを書きながら、購入するコンデンサのリストを作っている。
送料をけちるため、いくつかの機種用をまとめて買おうとすると、集計に時間が掛かるのが面倒くさい。
気軽に行ける場所にコンデンサを売ってる店があるといいのだが…
はたしてFM TOWNSは起動するのだろうか?