液漏れしない電コンは存在しない(レトロPCに限る)
不動ジャンク品のPowerBook Duo 280に入っていたマザーボード、今なら直せるのではないかとふと思い立ち、残骸置き場からサルベージして検品してみた。
すると、コンデンサがほぼすべて盛大に液漏れしていたのである。
起動しなくて当然だ。
容量をメモした後、ニッパーでちょん切ってみたところ、レジストがハゲるレベルで液が漏れていた。
もしやと思い、押し入れからDuo 210、250、2300cを取り出し、分解してみると、2300c以外はすべて足が青くなるレベルの液漏れ済み。
250は購入してしばらくすると起動したりしなかったり不安定になっていたので、これが原因だろう。
省スペース化の為なのかは定かではないが、本家PowerBookのマザボにはほとんど使われていない四級塩が、Duoには大量に使われている事が解った。
解った以上対処せねばならない…
一台あたり7本程度とはいえ、全部で7台あると馬鹿にならない。
280はジャンクで買った2300cのマザボを入れてあったのだが、もしコンデンサ交換で280のマザボが直るなら、ノーマルの状態に戻そうかと思う。
2300cと280、それに落札した時点で2300c化してあった280cもあるんで、都合3台分2300cがあることになる。
さすがにクドい。
コンデンサは表面実装型のものが使われているが、設置場所が金属フレームの下のかなり限られた場所で、足が付いたタイプを立てて付けるのは難しそう。
つまりSMDの電コンを貼るしかないのだった。
ダメ元でやってみるか。
積セラが使えると楽なのだが、耐圧が全然足りない。