PowerBook150を検死
ジャンク詰め合わせセットに入っていたPowerBook150を二台とも割ってみた。
調子がよくなかったのだが、開けてみて一瞬で理由がわかった。
150と100と190以外の100シリーズは、PRAMのバックアップにボタン型リチウムイオンを使っているのだが、150は悪名高きひょうたん型NiCdを使っていて、それが思いっきり液漏れして、コントラスト調整ボリュームのついてる基板をさびさせているようなのだ。
もう一台も液漏れはしていたが、保存時の体勢が違ったらしく、液が本体裏側に偏っていて、基板は難を逃れられたようだ。
二台とも液晶が両面ビネガーを発症していて、合計四面も張り替えなどしたく無いので、二個イチにしてしまうことにするか。
検死解剖と今後の方針が決まったところで、事前調査を行った。
ハードディスクを交換出来ないと、液晶を貼り直しても修理できたとは言いがたい。
そこで、手持ちのHDDを取り付けて、OSのインストールが出来るかを確かめようとした、のだが…
Pionnerの外付けCDドライブが調子が悪く、起動に失敗するため、ずっと前に作っておいたOS 7.6入りzipで起動してみた。
消去済みディスクを取り付けてあると、Finderが読み込まれた時点でフォーマットを行うか聞いてくるので、初期化を選んでフォーマットを行う。
ところがSystemフォルダをコピーしようとするとエラーが発生して先に進まない。
取り付けたディスクは、6GBだったので、動かないと思っていたので、想定内の現象ではある。
98のように起動しなかったりするわけではないが、再フォーマット後に容量を確かめてみると、マイナスになっていたので、4GBまでしか使えないという方がまだマシであった。
IDEの容量制限は、500MB付近と4GBのどちらかで、ネットで調べた限りでは2GBのドライブで動作報告があるため、この機種のドライブ容量上限はおそらく4GBであろう。
G3から取り出した後放置したとおぼしき2GBが転がってたので取り付けてみたが、ドライブが故障していたため、後日に回すことにした。
OSが起動するようになったら偏光板の貼り替え、といきたいところだが、100系PowerBookのアキレス腱、液晶のヒンジを改修しなければならない。
一応構想はある。
HDDがちゃんと動いてくれればいいのだが。