オールドPC沼:入口

Mac、98、Dos/V(あえてこの書き方)等のオールドPCを愛でる人のブログ。

FS-A1GTを中破くらいまでは直した

オクで落札したボロボロのFS-A1GTを、半月くらいかけてちょっとずつ修復した。

 

カートリッジスロットの蓋が欠品していたため、3Dプリンターでそれらしいものを作った。

一応埃が入らないようにするという最低限の仕事は出来るが、絶対折れるだろうと思ってロック用の爪を作らなかったのでプラプラしている。

あと、樹脂の性質によって上向きに反ってしまった。かっこ悪いがしょうがない。

本当は本体ケースと同じくらいの灰色のはずなんだけど、日焼けのせいで色が合わない。

今年は日射が弱くなってきたから、来年やる気が出たらやりたい。

 

テンキーの1、4、5,6、+などが入力できない件については、メンブレンを見たらすべてのキーが同じ場所に繋がっていたので割とあっさり故障原因が判明した。

接点を綿棒で拭いてみたけど改善せず。

テスターで測ると、そのピンだけ抵抗値が異常に高かったので、ひょとしたら拭きすぎで導電性インクが剥がれてしまったのかもしれない。

通販で導電性のインク(接着剤かもしれない)を買ったが、接点に直接塗るとハゲそうなので、ホームセンターでダクトの隙間埋めように使うとおぼしきアルミテープを買い、接点の幅に切って貼りつけ、導電インクでメンブレンの回路とつなげた。

変態はメンブレンに直接ハンダ付けが出来るらしいが、まあ私なんぞがやったら再起不能状態になるのは目に見えているため安全策を取った。

こちらはBASICで入力できることを確認。A1WSあたりを部品取り用に買うことも考えていただけに成功してよかった。

 

フロッピードライブは、千石電商のベルト Φ57x0.4x2.2を付けてみた。

昔は動いてたらしいが、これもFD1238Tと同じようで、現行品は対応しない模様。

ただし、ドライブをばらしてスピンドルに注油(ホムセンで売ってるミシン用の油)してみたところ、他のドライブで書き込んだディスクは読めるし、自身でもフォーマットと書き込みはできるが、書き込んだディスクはほかのドライブで読めなくなるという状態になった。

そもそもベルトを交換したドライブにゲームのオリジナルディスクなんぞマウントしないだろうが、まあ他のPCでバックアップを取ったゲームを動かすだけなら問題はなさそうに思う。

完璧を目指すなら、某中古ショップで販売してる特注ベルトを買うか、スリムドライブ換装用アダプターを使うか、改造して別のドライブを乗せるかのどれかになるだろう。

特注ベルトは一本3000円もするので、消耗品と考えるとちょっと躊躇してしまう額ではある。毎日MSXを動かしてるならアリかもしれないが。

 

こんな感じで、一応動きはするけどまだボロボロ、という状態まで持ってくることが出来た。

あとやるべき個所は、本体ケースとキーボードの漂白、電池の液漏れでファンタジーな感じになってしまった電池金具と電池ボックス周りをどうにかする事、それと見て見ぬフリをしている電コン軍団の取り換えだろうか。

一応起動はしているけど、キャプチャデバイスにつなげても映像がまともに出力されなかったりするのはコンデンサーの劣化のせいかもしれない。

両面基板だからやりたくないのである。

 

慣れたら表面実装型の方が3倍は楽だと思う。

 

キーボードは軽くふいただけで、かなり汚れが残っている状態なんだけど、キー入力が出来るようになったら掃除するつもりだったので今度やる予定。

キートップは何度も抜き差し出来るような構造になってないから、一回抜いたら掃除と漂白を両方終わらせてしまいたい。

ほんの一か月前まであんなに憎らしかった日光が、今では恋しい(主にレトロブライトのパワーソースとして)