最後のPC-8801を手に入れた
FS-A1GTを買ったばかりなのに、PC-8801MCも落札してしまった。
外装ボロボロ、付属品なし、錆だらけの三点セット効果で比較的安めに落札できたのはよかった。
到着後さっそく分解。
PowerMac8100より一回り小さいくらいの筐体で、タワー型なのであっさり分解できるかと思えば大間違い。
なんと、向かって左側のサイドパネルにマザーボードが固定されていて、マザーボードのシールド板がその上に乗り、さらにその上にドライブ類が固定される設計の為、マザーボードをいじろうと思ったら完全分解が必要という面倒な機械なのであった。
マザーボードを取り出さなきゃならない原因はというと、この時代のパソコンには確定で取り付けられている、オールドPC破壊爆弾「RTCバックアップ用ニッケルカドミウム電池」を一秒でも速く取り外さなければならないからである…
幸いこの個体は、足がちょっと青くなるだけで、マザーボードに液が漏れてはいなかったため、ニッパーで足をちょん切って摘出。
電池自体は今でも同じような性能のモノ(ただしカドミウムが有害なため、現在はニッケル水素)を販売してるが、起動時にビープ音が鳴って、エンターキーを押すかリセットで回避できるので、たまに起動して遊ぶだけなら不要と思いそのままにしておいた。
各部の錆を自動車用さび落とし剤で剥がし、ネジはクエン酸に一晩漬け置きしておいた。
錆びはそこそこ落ちたが、さび落とし剤が付いた場所の塗膜が浮いたり、ネジは漬けすぎたのか黄色になってしまった。
錆びてるよりはマシなので見なかったことにする。
ホコリなどを落として仮組み後、電源を入れてみたところ無事に起動。
88用のソフトは一切所有していないので、タダシイディスクヲイレテクダサイで止まる。
設定でROMBASICが起動するように出来るようなのだが、設定画面を出すためにはキーボードが必要なのであった。
スイッチの部品取り用に需要があるらしく、黄色くなっていようが埃まみれだろうが、キーボードは下手したら本体より高額なため、USB変換アダプタを買った方がいいような気はしている。
オールドPCはメーカーごとに互換性のないキーボードがあるわけで、今後そっちの方にも手を出すなら、主に保管場所の関係で機種ごとのキーボードなんて買っていられないだろう。
今は外装を漂白中。
ただ最近はソーラーパワーが弱まってきたので、あまり落ちなくなってきた。
外人アニキ達がやってるような紫外線LEDの導入を検討した方がいいかもしれない。
元通りに組み立てて、キーボードの調達が出来たら適当にゲームを用意するか…
オリジナル版イースのBGMを聞いてみたいし。