オールドPC沼:入口

Mac、98、Dos/V(あえてこの書き方)等のオールドPCを愛でる人のブログ。

三ツ目がとおる

8ビット・16ビットの世代交代時期に発売された、両対応機種を集めている。

そのうちの最後の砦、PC-88VAを手に入れた。

オクで見かけたジャンク品に、「この額じゃ買えないだろう」と思って入札しておいたら何故か落札できたというよくあるエピソード。

 

故障箇所はわかりきっているので、購入後は通電せず即分解し、数多のレトロPCを葬ってきた悪魔、ニッケルカドミウム電池を切断して取り外した。

 

基板に飛び散った電池の液を拭き取り、祈りながら通電するも三ツ目。

(本体正面に設置された、動作モードを表すLEDが三つすべて点灯する事から、起動しないPC-88VAシリーズを三ツ目と呼ぶらしい)

 

ネット上に回路図があるので、ダウンロードし、ICと接続先のリストを表計算ソフトで作り印刷。

シャーペンでチェックしながらテスターで黙々検査する事数時間。

 

とりあえず、IC54、IC55に関しては切断している場所が4カ所あることが判明。

 

引き出しから出てきたビニール導線をハンダ付けして見るも、三ツ目は変わらず。

 

電池の液を大量にかぶったICがまだあるが、回路図に書かれていないのでどこに接続されているのかが解らない。

パターンを追いかけようにも、ICの下に回路があって見る事が出来ない。

そして取り外そうとしてもハンダが腐っててスルーホールから抜けないという八方ふさがり状態。

 

今後の予定としては、あまり液をかぶっては居ないけど、電池のすぐ隣にあるIC64をチェックしてみることにする。

 

修理失敗としてオークションに投げてもいいんだけど、電池でバンバン死んで行くので、おそらくもうまともな値段で買うことは出来ないだろうと思う。

もうちょっと粘ってみるか。

 

ちなみに、8ビット・16ビット両用機集めの一端として、AppleIIGSを落札したが、そちらはフロッピードライブがトラブった程度で特に問題なく起動はするようになった。

増設メモリが無いと、後期版のちょっと見た目が派手なOSを起動出来ないし、フロッピードライブが一台しかないので、ソフトを起動したりも出来ない。

しかも3.5インチドライブだから、昔のAppleII用ゲームを動かすことも出来ない。

 

持ってる事に意義があるのだ…