PCエンジンGTをおかわりした
不動ジャンク品を落札するも、コンデンサ全交換してなお起動する事がなかったPCエンジンGT。
修理には、回路を追って断線部分を修復したりする高等技術が必要と判断し、オークションに格安で投げてしまった。
修理自体は失敗したものの、コンデンサ(というよりコンデンサの足と腐ったハンダ)を取り外す腕は上がったので、全く無駄だったとは思っていない。
とはいえ動いてる姿を見たかったのは事実なので、性懲りもなく、オークションで別の個体に手を出してしまった。
今度は前回の反省を生かし、しっかり電池室の液漏れがないものを選択。
出品時の動作テストでは、何回に一回の確率で起動し、画面が映るという。
到着後、電池を入れてみるも起動せず。
しかし、基板は電池などの液漏れはなく、前の個体ではボロボロだったフレキシブルケーブルも綺麗な状態だった。
コンデンサは、一個だけリード線付きの470μFが液漏れしていたぐらいで、あとは漏れていてもせいぜい足のハンダが曇る程度。
今度こそはゲーム画面を拝めるに違いない、と思うも、全部のコンデンサを交換してから起動しなかったら、部品の無駄になるので、まずはネット上でよく見る画面表示用コンデンサと、件の液漏れ470μFだけを交換してみた。
結果は、音が出ないことを除けば正常に起動。
ボタン類はIが効かないが、それ以外は動作するようだ。
音声のコンデンサーはまだ交換していない。
他にやらなければならないことを思い出したので、今日はここまでにする。
ついに動作するPCエンジンGTを手に入れる日が…
余談
やらなければならない事=ゲームギアの液漏れチェック
西のGG東のGTと並び称された携帯ゲーム機界の超弩級戦艦の片割れ、ゲームギアも、やはり液漏れするコンデンサーが使われているとの情報を得たので、急遽確認の為分解してみた。
ところが98でよく見る黒い箱コンが複数使われているのに、一個たりとも液漏れをしていなかったのである…
箱が同じだけで別物なのかもしれない。
一応四級塩って高級品だったらしいし。
入手当時から気になっていた、「ボリュームを最小にしても音が消えない」という問題は、可変抵抗がぐらついているからということが、入手後10年以上たってようやく判明。
分かったのは組み立ててからだったので、修理は後日。