PCエンジンGTも灰になった
コンデンサを全交換、ついでに基板をIPAで洗ってみたものの、PCエンジンGTは結局画面が出ないまま手術終了となった。
3回に一回くらいの割合で音だけは出る。
原因は見当もつかず。
こういう時、ちゃんとした電子工作の技術があったら、回路を解析して故障原因を判別できるのだろうか。
全体的に電池の液が悪さをしてるのは間違いないので、もし次に再チャレンジする時は、電池の液漏れだけは絶対確認してから購入したい。
それはともかく、PCエンジンGTは据え置きと同じチップを使っているはずなのだが、白PCエンジンのAV出力改造のように、ビデオエンコーダーから直接信号を取り出せば、CPUやGPU(この呼び方はまったく適切ではないが正式名称を調べるのが面倒なのであえてこう呼ぶ)周りの回路が生きているのか、それとも死んでいるのかは確かめられそうではある。
以下仮説。
PCエンジンGTはテレビチューナー接続時に外部(向かって右側側面)からの入力を待つモードと、ビデオエンコーダーからの信号を受け取るモードがあるように思う。
ネットでよく見かける、「これを交換したら画像が出るよ」の35V 4.7μFのコンデンサはこのモード切替の回路を形成してるパーツだと考えると、このコンデンサが液漏れしたらゲームの画像が出なくなるというのは辻褄が合う。
だとすると、音声が出るが画面は表示されない我が家のGTは、ビデオエンコーダーから信号が出力されている可能性はある。
それを取り出してテレビに接続してやれば、少なくともコンデンサ交換がある程度は成功したのか、それとも完璧にダメだったのかくらいはわかる。
それともう一つ、限りなく0に近いが0ではない説として、「電源投入時適当なキーを押しておくと、カードが刺さっていてもテレビ観賞モードになる裏ワザ」があるとしたら、コントローラー基板がズタボロになってて、たまたまその裏ワザが成立してしまってる可能性が微粒子レベルで存在していそうな気もする。
一応根拠はあって、組み立て中に気づいたのだが、コントローラー基板が接続されていないと画面のバックライトすら光らないという仕様があるからなのだが。
なにはともあれ、今回のコンデンサ交換も失敗ということで、かなり負け越してるなという感じである。
最終的にMacintosh Portableで勝てればよいのだが…(一応その時の為の修行のつもりでやってる)